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代表の思いとプロフィール

肥谷 剛志
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肥谷 剛志
代表の肥谷剛志(ひや・つよし)です。 私は29歳のとき、脳幹梗塞で長期入院し、麻痺が残りました。 そのために結婚を諦めましたが、姉がスーパー仲人として様々な方の成婚をお手伝いしているのを見て、私のように健常者とはいえなくても、結婚して幸せになる選択肢があるのだと知り、今回、障がい者専門の結婚相談所を立ち上げました。 結婚を希望される方、私のように諦める前に、一度婚活にチャレンジしてみませんか?

肥谷剛志(ひや・つよし)

しょうがい者支援 婚活・結婚相談所代表
メンタル心理カウンセラー(日本能力開発推進協会認定)

1967年東京生まれ、東京在住。

29歳で脳幹梗塞に

システムエンジニアだった私は29歳のとき、脳幹梗塞で倒れました。

大学病院のICUで1カ月、生死の境をさまよいましたが、そのときのことは正直、憶えていません。

一命をとりとめましたが、嚥下(飲み込む)機能が麻痺。胃ろうカテーテルをのどから挿入しました。
視力低下、右半身不随、左半身感覚麻痺の障がいも併発。

都内の大学病院から埼玉県のリハビリ専門病院に移り、3カ月、リハビリをしました。
口から食べるための訓練です。
といっても麻痺したところが元のように動くわけではなく、食料を入れて租借すると喉が開く、それができるようになるための訓練です。

この頃の私は、病室のテレビでグルメ番組を見ては涙を流していました。
見なきゃいいのに。でも、見てしまう。
そして「美味しいものが二度と食べられないのではないか」と絶望し、涙を流していたんです。

犬がベルの音を聞いてからエサを与えられ続けると、ベルの音を聞いただけで唾液を流す、その実験を「パブロフの犬」と呼びます。
私の場合は租借したら喉が開くという条件反射を鍛えたという感じでしょうか。

それでも口から食事ができるようになって、胃ろうカテーテルがはずれ、退院したときは、嬉しくて嬉しくて。
入院中からずっと食べたかった梅園の粟ぜんざいを、母と一緒に食べに行ったことを、昨日のことのように思い出します。

仕事復帰、結婚のチャンスもありましたが・・・

仕事を長期離脱してしまい、会社に迷惑をかけていたので、社会復帰したときは「ほっとした」という気持ちでした。
そして、今まで以上に会社に尽くそうと考えていました。

視力低下、右半身不随、左半身感覚麻痺が残り、平衡感覚にも異常がありました。
だた勉強不足で障害者手帳が交付されないと思い込んでいましたので、病気明けでしたが、病気前と同じ勤務形態でした。

この頃、紹介された女性との結婚を考えたこともありました。
幸いなことに、先方も私を気に入ってくださったようで、何度かデートをしました。

そんなチャンスでしたが、私からお断りしました。
「相手に迷惑をかけてしまうのではないか」と思うと、一歩を踏み出すことができませんでした。

ごめんなさい。本当は違います。そんなきれいごとではない。
本当は自分が抱えていたコンプレックス、体が思うように動かない劣等感から自身がなかっただけなのかもしれません。

「そうだ、逃げよう」

システムエンジニアの仕事は、プロジェクトごとに異動があります。
復帰後、何度目かの異動先で、私は対人関係で苦しむことになります。

私の体(特に視力低下)のことが、異動先の会社に伝わっていなかったようです。
急ぎの仕事でミスを犯したとき、異動先の会社の担当者に、驚くほど辛らつな言葉で責められたのです。

私が勤務していた会社は、出向している会社から仕事を請ける立場です。
ミスが起きると、私の会社が、出向先の会社に、「報告書」という名前の「謝罪文」を提出する決まりがありました。

それからというもの、辛らつな言葉は続きましたし、そのプロジェクトは、まだ1年以上も続きそうで、終わる目処がたちません。
家から職場まで1時間半以上もかかり、家に戻ったらもう深夜。家までの15分を歩く気力もなく、タクシーに乗る日々。
それでも翌朝は早く出て会社に向かわなければいけません。

平衡感覚に異常がある私は混んだ電車が苦手でしたし、睡眠時間も確保したかったため、職場の近くにアパートを借りました。
もちろん会社からの補助はありません。
それでも帰宅は深夜。会社では辛らつな言葉が毎日飛んできます。いつ終わるのかもわからない地獄のような日々・・・。

ある春の朝、私はふと思ったのです。

「そうだ、逃げよう」

母に「逃げます」とメールして、それで安心させたつもりでした。
「海のそばがいいな」と思い、静岡県にある1泊5000円の宿を旅行サイトで1カ月も予約。
品川で、正確に憶えてはいないのですが、100万円だったか50万円だったかをATMでおろし、新幹線で浜松に向かいました。

後から聞いた話ですが、実家は大変な大騒ぎだったそうです。
職場(自分の会社のほう)の上司がアパートに行き、大家さんと一緒に鍵をあけて探してくれたそうです。

携帯電話の電源を切っていましたが、何日かたって電源を入れてみたら、おびただしい数の着信履歴。
母に電話すると、みんなが心配して、命があったことを喜んでくれて・・・。

静岡県のホテルを引き払い、実家に戻った私は、精神科医に「抑うつを伴う適応障害」と診断されました。

結婚も仕事も、我慢しすぎなくていい

2年弱、休職して、職場に戻りましたが、その後に退職。
今は株式の取引をしながら、メンタル心理カウンセラーの資格を取り、結婚を応援する仕事をスタートしています。

私の転機は、あの春の日だったのかもしれません。
「そうだ、逃げよう」と思って、静岡県に逃げたあの日。

今となっては、はっきり言えます。逃げていいんです。
逃げたから、今、私はここにいるのです。

もしあのまま逃げずにいたら、あの日々が続いていたら・・・
辛らつな言葉を毎日浴び、仕事は終わらず。
ミスすると会社が会社に謝罪することで「自分のせいでまた会社に迷惑をかけた」と思い、自分のことを否定してしまう日々。
正直、負のスパイラルです。
あれが続いていたと思うと、正直、どうなっていたかわかりませんね。ゾッとします。

心身に障害を持つ方は、私のようについ自分を責めたり自分のせいだと思って、いろいろなことを我慢しすぎる傾向にあると思います。
でも、我慢しすぎないことも大事なのではないでしょうか。
あなたはあなたらしく、笑顔で生きていいんです。私はそう思います。

私たちが応援します。婚活してみませんか?

ご挨拶のページでも書きましたが、私の姉が結婚相談所を運営しています。
どうやら成婚率が東日本で一番いいらしく、成婚最優秀賞も何年も連続でいただくなど実績を積んでいます。

守秘義務がありますから、姉は会員のことを具体的に話しはしませんが、様々な方が姉の会員にはいらっしゃるようです。
そして、普通では不利と思われる条件の方も、成婚して幸せそうに報告に来てくれるそうです。

姉は、成婚は条件が良ければ決まるというものではない、といいます。
成婚を決めるのは信念とノウハウと、そして指導者(仲人)との出会いであると。

それを聞いて、私は思ったのです。
私のように障害によって結婚を諦めかけている適齢期の人を応援できないだろうか、と。

そうして立ち上げたのが、この「しょうがい者支援 婚活・結婚相談所」です。

姉に「この相談所を一緒にやってくれないか」と頼んだところ、姉は姉が加盟している団体の規則により、一緒に相談所を運営することはできないとのことでした。
それでも、私の夢を応援したいと言ってくれて、部外のアドバイザーではありますが、成婚するためのノウハウを、「しょうがい者支援 婚活・結婚相談所」のすべての会員に伝授してくれるとのこと。

婚活業界で10年以上の実績がある竹内も力を貸してくれることになり、とても心づよいです。

こんな私だから、皆さんの気持ちがわかるかもしれない。
障がいを持つ皆さんの婚活を応援したい。50代で得た、私の新しい夢です。

私の思いに、チーフ仲人の竹内と姉である村上が賛同してくれ、このサイトでも情報発信をしてくれますし、結婚相談所の運営にも関わってくれます。
FPのスタッフから、障害者年金を含めた皆さんのお金に関する情報も発信予定です。

写真で私は、笑っています。
使い慣れていない“笑顔筋”が固まっていてぎこちないのですが、夢や目標ができたから、賛同してくれる仲間がいるから、笑えるのだと思います。

あなたも夢を持ちませんか?
「結婚したい」と思ったら、ぜひこのブログを読んでください。
そして、よければ私たちのノウハウで、婚活してみませんか?

あなたからの連絡を心からお待ちしています。
一緒に、「生涯の伴侶」を探していきましょう!

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肥谷 剛志
代表の肥谷剛志(ひや・つよし)です。 私は29歳のとき、脳幹梗塞で長期入院し、麻痺が残りました。 そのために結婚を諦めましたが、姉がスーパー仲人として様々な方の成婚をお手伝いしているのを見て、私のように健常者とはいえなくても、結婚して幸せになる選択肢があるのだと知り、今回、障がい者専門の結婚相談所を立ち上げました。 結婚を希望される方、私のように諦める前に、一度婚活にチャレンジしてみませんか?

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