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Q 婚活をはじめて、不安に思っていることがあります。 結婚相談所を含めたお見合いパーティーや友人の紹介で色んな男性とお会いしているのですが、お相手を好きになる決め手がありません。 決め手というより、自分の心にポトンと落ちない感じなのです。 こういう自分に毎回自己嫌悪、本当にお相手が見つかるのか、このままで結婚できるのかとても不安です。 この状況はどうしたらよいでしょうか。

A 結婚相談所、お見合いパーティー、友人のご紹介・・・
どんな方法でも、いろいろな方とお会いになるのは、すばらしいことだと思います。
数少ない中からお相手を探すより、数多くからお相手を探すほうが、確率的には、合うお相手とめぐり合う可能性が上がります。

ただ、中には「出会いすぎてわからなくなった」という方もいらっしゃいます。
その大きな理由のひとつは、他に出会った方と比べてしまうからです。

お相手選びは、ご自分とお相手との関係を考えるものであって、「この人よりも、あの人が良かった」と出会った方々を比べるものではありません。

なので、どなたかとお会いになるときは、前の方々を"すっかり"忘れて、まっさらな状態で出かけるようにするといいかと思います。

婚活を続ける中で、思い通りにならないことは数多くあります。
ご自身を拒否されるような感覚になることもあるかと思います。

心にポトンと落ちないことを気に病んでいらっしゃいますが、でも、考えてみてください。
恋だって同じじゃないですか?!
出会った瞬間に好きになる場合もあれば、ある程度の時間がたって「あ、好きかも」って気付くときもある。

だから、会ったその日に「心にポトンと落ちない」からといって、自己嫌悪になる必要はまったくありませんよ。
「ちょっとだけ気に入った」程度でも、「違うと思うけど何かがひっかかる」程度でも、もう一度、会ってみればいいんです。

一般的に婚活をしている方が求めがちなのは、お相手とか結婚生活の「完成形」です。
これは大きな思い違いだと私は考えます。

お相手も人間、ご自身も人間。
結婚して、これから人として成長していくんです。

「縁がある人」を、「一緒に成長できる相性を持った人」と考えてはいかがでしょうか。

その証拠に、結婚生活は、婚活以上に、思い通りになりません(笑)

でも、一緒にいることで、ネガティブがポジティブに変わったり、泣き顔が笑顔に変わるなら、その人こそ手放してはいけない「赤い糸のお相手」だと思います。

どうか、ご自分を好きでいてください。

自分を愛すること、周囲の人を好きでいること、笑顔でいること。
それが、愛情深くて明るい「赤い糸の人」と出会う最短の道だと私は長年の経験から信じています。